オーバーホール後の慣らし＆注意点

ＡＥはすでに生産ＳＴＯＰ。　大変残念でなりません。
しかし　ＡＥを長く乗りたいという方はたくさんいます。ちょうどＯ／Ｈをする時期の方も多いと思いますので、このページでは、オーバーホール後の慣らしと注意点について記載しておきますのでみなさんの参考にしてください。

ここに書くものは　メカ好き、電気好きとして　いままで正しいと思ってやってきたころです。
これまで　愛車では　それで１５万キロを全て超えて乗っていますので、間違ってはいないと思います。＾＾　
共感を覚えた方は実施してみてはどうでしょうか。なお　この慣らし方法は　他車種の新車にも応用可能です。

組み込み初期以外はねばりつくタイプのオイルもタブーです。
慣らし期間中は洗浄性の良い粘度高めのオイルで慣らすことをお勧めします。
慣らし中は０Ｗ−３０とかは絶対に使わないでください。

初期慣らし回転数は３０００ｒｐｍ以下でノッキングギリギリのギヤや急加速、急な坂を合わないギヤで登るなどの過負荷は禁物です。
４Ａ−Ｇは４０００ｒｐｍから急にトルクが上がります（排圧も。。）
ですから　慣らし中は必ず最大でも３５００ｒｐｍくらいまでに押さえるのがベス
ト。慣らしはできれば　連続して行うほうがエンジンには良いと思います。

Ｏ／Ｈ直後から初期慣らし（３００Ｋｍまで）のあとオイルを換えたら　ＭＡＸ３５００ｒｐｍは守って　普通にずっと乗り２０００ｒｐｍとかにこだわらないでシフトをまめにして負荷をかけないで回すイメージ。（よほどのローギヤードでなければ普通の流れには充分に乗れるはずです。）
初回のオイル交換はけっこう粉が出ます。抜いたものを良く見ておくと参考になります。
走行３００Ｋｍを越えたらオイルを換えて　たまに回転を上げて乗る。
まだ　過負荷禁物。

参考：

　　初期鉄粉除去　：エンジンのオーバーホール直後は多少、鉄粉、アルミの粉などがオイルにまじって循環してしまう。　
　　　　　　　　　　　　それらの除去のために以下を実施すると効果的にオイル中の鉄粉が除去できます。

　　・磁石入りドレンボルト使用。　
　　・オイルフィルターの周囲に強力な磁石を貼り付ける。（はせさん　提供の情報、市販品の応用　磁石は使いまわす）
　　・磁石付きのオイルフィルターを使用する。

７００Ｋｍでもう１度換えます。ここからは　トルクピーク付近までは回すようにして行くと当たりが高回転指向になります。新車なら１０００Ｋｍくらいまで慣らししたいですが　Ｏ／Ｈではエンジンだけの慣らしなので７００ー１０００Ｋｍの間でエンジンの回りかたで判断していいのではないでしょうか。。。
オイルを使い切るまでは　高回転も使って普通に走ります。
最初はしぶい感じがしますが６０００Ｋｍから１万キロくらいで良くなるはずです。
レース用のエンジンはオイルポンプを強化し、クリアランスを広めで組んで数１００Ｋｍで調子が出るようにもしますが　一般のＯ／Ｈでは純正クリアランスが基本です。（長く乗るために）

ここまでに　オイル＆フィルター交換３回をお勧めします。　
特に全組みのチューニングエンジンはここまでがほんと大事です。　

参考　Ｏ／Ｈメニュー（圧縮比アップのためＥＣＵ交換＆書き換え含む）

　オーバーサイズピストン＆リング
　親子メタル・スラストメタル
　オイルポンプ
　メタルヘッドガスケット0.8mm
　クランク曲がり修正
　シリンダーボーリング
　燃焼室加工
　ポート研磨
　ピストン重量合わせ
　コンロッド重量合わせ
　ダイナミックバランス
　クラッチ関連一式（ディスク、カバー、レリーズベアリング）
　コンピューター

２００１年　１月　ＡＥ−ＭＹ　ＧＡＲＡＧＥ