強度を重視しつつ軽量化するには 「鍛造」タイプのホイールを選択しましょう。
タイヤ、ホイール
タイヤ
タイヤは 車を支える一番端にあるパーツです。 つまり タイヤで車の速さがきまる部品です。従ってとても重要。
目的に合ったタイヤを選ぶには、ブレーキパッドと同じで、ドライバーの感性にマッチているものを選ぶのはもちろん、 今 何がやりたくて どう走りたいのか？ そうするには どのタイヤがベストか？ これでこの時間走って持つのか？ コストパフォーマンスはいいのか？ を探るべきです。
足を固めすぎたり ある競技専門の足にしてしまうと タイヤ依存度が上がり、ノーマルタイヤが履けなくなります。これは サスペンションが沈んでトラクションを生んでいたのがあまり沈まなくなり、タイヤが空転しやすくなるからです。 足まわりは 足を作るときに 足（サスペンション）とタイヤはセットで考えましょう。一極集中のチューンはデチューンになることをお忘れなく。
タイヤも 年々進化を続けています。
８６が出た当時のレース用タイヤよりすごいタイヤが普通のラジアルになって販売されている時代です。
また スリックタイヤとラジアルの間に Ｓタイヤというグレードが存在し、モータースポーツユースにはたまらない存在になっています。
競技屋なら 勝つためのタイヤチョイスが理想です。 つねに勝てるタイヤで戦います。
ここも ブレーキパッドと同じように 好みがあるので このタイヤがいいよ というのは避けたいと思いますが。 なにも書かないのも さみしいので 私の使用感を書いておきます。＾＾；； 参考にしてください。
街乗りもするのならトータルバランスで考える。
１．ＢＳ ＲＥ７１０Ｋａｉ コーナーコントロール性、縦方向（進行方向）へのグリップ、雨天のグリップも満点
価格が高いのが唯一の欠点だった。私のマリノはこのタイヤで足を完成させた（３年がかり）
２．ＢＳ ＤＡＧＧ 縦方向のグリップは７１０ｋａｉ並、が。。 コーナーコントロール性は悪すぎる。 昔のアドバンＤタイプを思い出した。
サーキットで１度使って使わなくなった＾＾；； 設計の古さを物語る。。
３．Ｍ７Ｒ コーナーコントロール性はＲＥ７１０Ｋａｉ並、とても楽しいタイヤ。そのかわり 縦方向（進行方
向）へのグリップは低い、ロードノイズが大きめという欠点もあった。
４．ＢＳ ＲＥ７１１ コーナーコントロール性、縦方向（進行方向）へのグリップ、雨天のグリップも満点 ＲＥ７１０Ｋａｉ
より 縦方向のグリップがアップして剛性も上がっている。
５．ＢＳ ＲＥ０１ ＲＥ７１シリーズの性能をそのままかさあげして Ｓタイヤに近いイメージ
足を堅めすぎた車や、初心者にはかなりピーキーなタイヤ感じるはず。 ステア量は明らかに減るためタイムは出る。
タイヤが減るのがもったいない方には 町乗りではもったいないほどの性能のためお勧めしません。
ただし、サーキットなど 熱的に過酷な状態では他のものよりも減らないタイプのタイヤです。 剛性も高く
命を預けられるタイヤの１つ。 グリップ性能はかなり高く タイヤは滑り出してもほとんど鳴かないままでコントロール
することになるので 普段鳴くタイヤばかり履いていて タイヤが鳴くことで限界点を探っているような初心者は要注意。
最後に私の失敗談を１つ、 昔 ＴＡ６３（ターボ）に乗っているころ、ずっと ポテンザを履いていましたが 一時期 街乗りのタイヤとして「音が静かなのも履いてみようかな」と レグノ＾＾；； を買って履いた時期がありました。 音はたしかに静かになったのですが 横剛性がめちゃくちゃ弱く、とてもスポーツ走行はできないレベルだったことがありました。 せっかく買ったので そのまま２年間 街乗り用として使いましたが、タイヤ選びで人生最大の失敗でした。＾＾；；
というわけで スポーツ車には スポーツタイプの横剛性の高いタイヤじゃないとだめだ ということです（笑）。いまは笑っていられますが 当時は「失敗したよなあ」と落ち込んでいたものです（爆）
みなさんは こういう失敗はしないようにしてくださいね。 特に１セットしかタイヤを持たない方はとくに。＾＾；；
ホイール
バネ下の軽量化のため 軽量ホイールを使うことが多いですが 用途によって強度の検討をお忘れなく。
一般道では問題ないレベルでも 競技中では このようなことも有ります。
鋳造のホイールの金属疲労で ヒビが拡大し、最終的に中身だけ取れてしまった例です＾＾；；
強度を重視しつつ軽量化するには 「鍛造」タイプのホイールを選択しましょう。
ＡＥ−ＭＹＧＡＲＡＧＥ